「引き寄せの法則」という新興宗教

最近、ネット界隈で引き寄せの法則という新興宗教が話題になっているようだ。教義自体は宗教や占いで使い古された「深く信じれば加護を得れる、悪いことが起きるのは信仰心が足りないから」というやつを変形というか単純化したようなものだ。「いいことを考えればいいことが起こり、悪いことを考えれば悪いことが起きる」なんて教えているらしい。こういうことを多くの人に吹き込んでおけば、初めは半信半疑でも、偶然が重なって、本当だと思い込む人がでてくる。

実は私は人間の不完全さからある程度の思い込みは「仮説」として必要だと思ってる。
それでもやはりこの手の迷信が広がるのは困るのでやめて欲しい。昔の言霊信仰じゃないが、多人数で共有すべき教義ではない。

私が数ある新興宗教のなかでも引き寄せの法則に物を言いたくなったのは、宗教臭さの薄さに危険を覚えたからだ。ネット上において新興宗教は批判や嫌悪感、あるいは嘲りとセットになっているものだが*1、コメントもつけずブックマークをつける人がかなりいるので、不安になってしまうのだ。
進歩を続ける人類はどれほど宗教や迷信に頼らずに生きていけるようになったのだろうか

*1:信者にとってはそういう世間の冷嘲が、逆にコミュニティへの依存を深める作用があるらしい。そこで新教宗教はあえて信者を街角で勧誘活動させて世間の冷たさを教える手を使うそうな